奥羽山脈と出羽丘陵に囲まれ、雄物川とその支流からゆたかな水の恵みをうけ、優れた米の産地として知らてきました。また、盆地特有の昼夜の寒暖差は、作物の味を良くすることから、果物や野菜の産地としても有名です。「きくらげハウス」は、そんな田園地帯のまん中にあります。澄んだ空気と、山々がもたらす豊かな水が、きくらげをすこやかに育んでくれます。
![]() 市場に出回っているきくらげの95%は中国産の乾燥きくらげ。菌床から培養し、栽培して収穫するまでのすべての工程を行っている国内産きくらげは、わずか5%ほど。 |
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見かけも触れた感じや、食感などもどこか不思議な存在です。 きくらげは立派なキノコ。呼吸する菌なのです。栽培にあたっては、きくらげにとって心地よい環境で、安全かつ衛生的に育てていくために細心の注意をはらっています。田園のハウスですくすく育った横手産のきくらげ。ぜひ毎日の身近なメニューに取り入れてみてください。 |
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![]() 収穫前のきくらげは、「木耳」という名前の通り、耳のような形。ふっくらとしていて、表面はビロードのような光沢があります。 |
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生きくらげは、珍しいので食べたことのある方は少ないかもしれません。
きくらげを生で食べられるのは、新鮮で安全だからこそ。生きくらげ独特のコリコリとした食感は、是非一度味わっていただきたい。また賞味期限も意外に長く、冷蔵保存で15日以上もちます。 |
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●無農薬の菌床づくり きくらげの栄養の素となる、オガクズや米ぬか等をバランス良く配合し袋に詰めて四角くプレスします。それを殺菌し、無菌状態になったところで、きくらげの菌を植えつけます。袋を密封したままで、2ヶ月間培養します。菌床全体が白っぽくなったら、菌糸が全体に広がった合図です。 |
●適した環境で栽培 カッターで菌床に切込みを入れて、水を与え空気に触れさせます。するとその切込みから、小さなきくらげがポコポコと顔を出しはじめ、徐々に成長して、やがて肉厚でつややかなきくらげの姿になります。 ハウスの中の温度は、きくらげの生育に適した25℃に保たれ、換気にも細心の注意を払います。毎日たっぷりの手間と愛情を注いで、約30日後、収穫できるようになります。 ●収穫 1枚1枚、生育具合を確かめながら、収穫します。 |
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●洗浄 収穫したきくらげは根切りをして、手作業で丁寧に水洗いされます。生きくらげの場合は、この状態でパック詰めされ出荷します。 |
●乾燥 洗浄されたきくらげを広げて、じっくりと乾燥させます。天候の良い時は、外での天日干しすることもあります。 |